
INTERVIEW
参加校の先生に
インタビュー
調布市立上ノ原小学校
- 所在地東京都調布市
- 対象教科家庭科
- 担当教諭5年 家庭科担当
- 実践学年小学5年 148名
- 選択体験エコクッキング、省エネ行動トランプ

実践・取組内容
テレビ等で「異常気象と地球温暖化の関係」「台風19号の被害」「マイクロプラスチックの問題」等、環境問題が取り上げられることが多い年であったこともあり、児童の興味関心をひく内容であった。実践してみて気づいた点を三点あげたいと思う。
一つ目は、「なぜ省エネ教育プログラムを行うのか」という目的を、児童がしっかりと持つ必要がある。今回は5年生の家庭科で取り組んだが、ミシンの学習の単元の後すぐに「省エネ教育プログラム」の学習を始めた。児童からすると、唐突に、テキストを用いた省エネに関する学習が始まったという状態になってしまった。自然な流れで学習が進められるように、どの単元と関連付けていくのか、年度当初に指導計画に組み込んで考えていく必要がある。二つ目は、家庭科で扱うには幅広く濃い内容なので、例えば、エコクッキングは家庭科で、メーター記録は理科のエネルギー関連の単元、地球環境問題全般や温暖化については総合的な学習の時間で等、6時間を複数の強化へ分散させたほうがよいと感じた。「環境」は、どの教科でも今後取り入れられる内容なので、各教科の特徴をふまえて行えば、学びの効果も高まるのではないか。三つめは、今回一番児童の興味関心が高かったのは、エコクッキングと省エネ行動トランプであった。児童が進んで活動している様子が見られ、体験的な活動を通して、より理解が進み、深まったと感じた。
